おもしろいです2
近ごろはわざとらしい、大人向けに手練手管を見せようとして、子どもにとっては親しみにくい絵本をよく見るのですが、この物語と挿絵はドン・フリーマンがともに手がけていて、文と絵とに違和感がまったくなく、とても素直に共感できる世界を見せています。
子どもはぬいぐるみがとても好きなのです。
それはなによりもぬいぐるみの手ざわりや肌ざわり、そして撫でる時の感触が子どもの気持ちをくすぐり、やさしくするからでしょう。
子どもにとって触るとか撫でるといったことは、感覚をいきいきとゆたかにすると同時に、気持ちと愛を育てます。
それをいちばんよく体験しているのは赤ちゃんでしょう。
ぬいぐるみはかつて赤ちゃんのときに体験した、あのやさしい愛撫の感触を深いところでよみがえらせているのかもしれません。